松前町は、北海道の最南端に位置し、西は日本海、南は津軽海峡に面した海岸線沿いに集落が形成され、変化に富んだ景観を有し、温暖な気候風土に恵まれ、四季に応じた味覚を満喫できる町です。桜の名所として知られる北海道唯一の城下町で、一年を通して多くの観光客が訪れます。
松前町出身の漫画家、さとう輝さんが、マグロ漁師をイメージしてデザインした、松前町のキャラクター大漁くん。平成21年4月に、まちの公式キャラクターに就任しました。くちぐせは「けっぱれ!!」※で、松前観光大使としてまちに笑顔を届けています。
※松前の方言で「がんばれ!!」
松前町は、松前漬けで知られるように漁業が盛んな町です。松前漬けの原料となるイカ、昆布をはじめ、津軽海峡の海流によって本マグロやウニなど豊かな海の幸が水揚げされます。また春には約250種1万本の桜が各品種ごとにリレー咲きを繰り広げ、四季折々の風景や食材を楽しむことができます。また、松前町は北海道内でも歴史が古く、国指定重要文化財が数多く存在し、松前城の本丸御門は150年以上前のものが現存しているなど、江戸時代からの建造物や伝統文化が今も多く、そのまま残っています。
松前町が誇る「歴史」、「自然」、「海の幸」をはじめとした数多くの資源を磨き上げることで、まちの活性化を図っていきたいと考えています。
君を待つ。まつまえ
人口 | 5,864人 |
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面積 | 293.25 km2 |
世帯数 | 3,598世帯 |
公式サイト | https://www.town.matsumae.hokkaido.jp/ |
観光情報サイト | https://travel-matsumae.jp/ |
北海道最南端に位置し、風況に優れた地域である松前町で取り組む、環境にやさしい再生可能エネルギーを紹介します。
本発電所は蓄電池併設型風力発電所として運転を開始しました。北海道電力の「風力発電設備の出力変動緩和対策に関する技術要件」を満たす風力発電所として、初めて運転を開始した風力発電所となります。本発電所は、蓄電池システムを利用することで、風による発電の出力変動を吸収し、安定した電力供給を可能としています。
本発電所はシーメンス・ガメサ・リニューアブルエナジー社製の風車(定格出力3,400kW)12基を採用し、一般家庭約30,000世帯分(※)の年間消費電力に相当する10,590万kWh/年の発電量を想定しています。タワーの高さは94m、ブレードを含めた全高は148mとなり、2019年4月時点で運転している風車としては日本最大となります。
※1世帯あたり3,530kWh/年で算出
名称 | リエネ松前風力発電所 |
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所在地 | 北海道松前郡松前町 |
定格容量 | 40.8MW(3.4MW×12基) |
蓄電池容量 | 129.6MWh |
運転開始時期 | 2019年4月 |
リエネ松前風力発電所の事業者である東急不動産株式会社は2019年12月に北海道松前町と立地協定を締結しており、地域の子供たちへの現地見学会やお絵描き会などのイベントを通じた活動も行っています。
2020年6月には経済産業省の補助制度を活用した地域マイクログリッド実証事業の着手を開始しております。災害時に自立した電力供給を可能とする本取組みにより、北海道松前町のまちづくりに今後もご協力してまいります。